FAQ

BA Desktop に関する FAQ です。

解析

ArcMap 版 BA Desktop で利用できる「Business Analyst データ レイヤー」を ArcGIS Pro 版でも利用できますか?

ArcMap 版 BA Desktop では、指定の MXD ファイルを起動いただくことで、レイアウト調整済みの国勢調査や経済センサスなどの統計データを集約した「Business Analyst データ レイヤー」をすぐに利用いただけます。

ArcGIS Pro 版 BA Desktop でも、以下の手順に沿って指定のレイヤー ファイルをマップに追加いただくことで同じデータをご利用いただけます。

手順

  1. [マップ] タブ → [レイヤー] グループの [データの追加] ボタンをクリックし、[データ] を選択し、[データの追加] ダイアログを開きます。
  2. 以下のレイヤー ファイルを選択し、[OK] をクリックします。

    C:\ArcGIS\Business Analyst\JPN_Esrijapan_20xx\Data\Business Analyst データ レイヤー (Pro 用).lyrx

データセットのデフォルトのインストール先は「C:\ArcGIS\Business Analyst\JPN_EsriJapan_20xx」です。それ以外のフォルダーにインストールしている場合は読み替えてください。

2021 年版データをデータ ソースに設定して作成したカスタム変数を用いて、集計などの解析を実行すると集計値が 0 になる

概要

BA Desktop では、独自のデータをカスタム変数として登録し、集計に使用できます。 このカスタム変数の作成時に、データ ソースが 2021 年版データに設定されており、かつ按分方法が面積按分以外に設定されていると、[レイヤーへの情報付加] ツールなどの実行時に、集計値が 0 になる現象が発生します。

独自のデータを「統計データ コレクション」として登録することで、マッピングおよび解析で独自のデータを操作できます。

原因

2021年版データセットに関するレジストリの内、「DefaultHierarchy」のパスが誤っているため。

回避方法

以下のいずれかの回避方法を実行いただくことで、本現象は解消します。

方法① データセットを最新版にバージョンアップする

データセットを最新版の 2022 年版データにバージョンアップし、そのデータをデータ ソースに設定してカスタム変数を作成すれば、本現象は発生しません。

バージョンアップの方法は、スタートアップ ガイド「データセット」をご参照ください。

方法② 2021 年版データのレジストリ パスを修正する

引き続き 2021 年版データを利用する場合は、以下の手順でレジストリ パスを修正してください。

下記の手順は、オペレーティング システムを構成する重要な部分の変更を含んでいます。従いまして、 実行する前にレジストリを含め、お使いのオペレーティング システムやファイルのバックアップをお勧めいたします。 もし必要であれば、システム管理者(有資格のコンピュータ システムについての専門家)にご相談ください。 ESRIジャパン株式会社では、これらの方法を実行した結果、発生した不具合等につきましては保証することはできません。 責任は負いかねますのでご了承ください。

  1. ArcGIS Pro を起動している場合は、閉じます。
  2. Windows のレジストリ エディターを起動し、 以下のレジストリが存在するかどうか、確認します。

    “HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\ESRI\BusinessAnalyst\Datasets\JPN_EsriJapan_2020” キーの “DefaultHierarchy” 値

  3. キーを展開し、“DefaultHierarchy” の値を以下の通りに修正します。
    • 変更前:[InstallDrive]\ArcGIS\Business Anlayst\JPN_Esrijapan_2020\Data\Demographic Data\JP_hierarchy_esrijapan.xml
    • 変更後:[InstallDrive]\ArcGIS\Business Anlayst\JPN_Esrijapan_2020\Data\Demographic Data\JP_defaultHierarchy_esrijapan.xml
  4. [OK] をクリックし、値の編集を終了します。

ArcMap 版 BA Desktop を利用してカスタム変数を集計すると、ツールの実行時にエラーが発生して集計に失敗します。
そのため、ArcMap 版 BA Desktop を併用している場合は、方法②の手順 4 に続いて以下の操作も併せて行ってください。
“HKEY_CURRENT_USER\Software\ESRI\BusinessAnalyst\Datasets\JPN_Esrijapan_2020” キーを展開し、“DefaultHierarchy” を削除します。

メッシュや経済センサス由来の変数を集計やレポートで使用すると集計値が 0 になる

概要

以下の 2 つの条件を満たしていると、メッシュや経済センサス由来の変数を集計したり、これらの変数を含むレポートを作成したりする際に、集計値が 0 になる現象が発生します。

  • 使用している ArcGIS Pro のバージョンが 2.9 である。
  • Business Analyst データ ソースとして、2021 年版のオフライン データセットを設定している。

ArcGIS Pro のバージョンは、[プロジェクト] タブ → [バージョン情報] から確認いただけます。
Business Analyst データ ソースは、[解析] タブ → [ワークフロー] グループ の [ビジネス解析] ボタン → [Business Analyst データ ソース] から確認いただけます。なお、2021 年版のオフライン データセット名は「JPN_EsriJapan_2020」です。

原因

2.9 へのバージョンアップに伴い Business Analyst の内部の集計ロジックが変更され、2021 年版データセットのメッシュや経済センサスの集計用の設定ファイルが非対応となったため。

回避方法

Business Analyst データセットを、最新版の 2022 年版データにバージョンアップいただくことで、本現象は解消します。 バージョンアップの方法は、スタートアップ ガイド「データセット」をご参照ください。

独自の計算式から作成したカスタム変数を用いてカラー コード レイヤーを実行すると失敗する

概要

カスタム変数の作成では、データ ソースとして設定したフィーチャには存在しない数値フィールドを計算式で作成し、それをカスタム変数として設定することができます。このカスタム変数を [カラーコード レイヤー] ツールの変数として設定すると、ツール実行に失敗します。なお、ArcGIS Pro のバージョンによって挙動は異なります。

  • バージョン 2.8:エラー メッセージが表示される。
  • バージョン 2.9:ArcGIS Pro がクラッシュする。

原因

[カラーコード レイヤー] ツールは、データ ソースのフィーチャクラスに存在しないフィールドに対応していないため。

回避方法

カスタム変数作成時にデータ ソースとして設定したフィーチャクラスのシンボル設定を、Arcade を利用して行うことで、フィーチャクラスがフィールドとして持たない数値情報を元にシンボルを調整できます。

例えば、Business Analyst 標準搭載の国勢調査データに対して、計算式を設定して 20~40 歳代の人口総数で色分けする場合は、以下の手順でシンボル設定を行います。

  1. [マップ] タブ → [レイヤー] グループの [データの追加] ボタンをクリックし、[データ] を選択し、[データの追加] ダイアログを開きます。
  2. 以下のレイヤー ファイルを選択し、[OK] をクリックします。

    C:\ArcGIS\Business Analyst\JPN_Esrijapan_20xx\Data\Business Analyst データ レイヤー (Pro 用).lyrx

データセットのデフォルトのインストール先は「C:\ArcGIS\Business Analyst\JPN_EsriJapan_20xx」です。それ以外のフォルダーにインストールしている場合は読み替えてください。

  1. [コンテンツ] ウィンドウ上で「Business Analyst データ レイヤー」→ 「エリアデータ」を展開し、シンボル設定を変更したい区画レイヤーを右クリック → [シンボル] をクリックします。
  2. [シンボル] ウィンドウが開いたら、[フィールド] パラメーターの右部にある [式の設定] ボタンをクリックして、[式の設定] ウィンドウを開きます。
  3. [式] ボックスに、表示させたい数値情報を表す計算式を入力します。この例では、20~40 歳代の人口総数を表示させたいので、以下の計算式を入力します。

[フィールド] リストから利用したいフィールドを選択し、ダブルクリックすることで [式] ボックスに追加できます。

  1. [タイトル] に任意のフィールド名を入力して [OK] をクリックし、[式の設定] ウィンドウを閉じます。