空間解析機能の実行

[空間解析機能の実行]

空間解析機能を用いて、事業所から半径 10 km 以上に住んでいる帰宅困難となる従業員を特定します。

  1. 事業所が表示されている「オフィス.Table」の「事業所の位置」(カード 2) を選択状態にします。
  2. マップ カード右下の アクションボタンをクリックして、バッファー/到達圏を選択します。

[アクション] ボタンから分析機能にアクセスすることができます。どのような分析を行っていいかわからない場合は、[アクション] ボタンの [回答の検索] タブから対話的に分析を実施することができます。

  1. 以下のようにパラメーターを設定して、[実行] をクリックします。
  • [バッファー処理するレイヤーの選択]: オフィス.Table
  • [距離と単位の設定]: 固定距離、10 キロメートル
  • [バッファー スタイルの選択]: オーバーラップ
処理が完了すると、自動的に「固定距離 1」というテーブル データセットが作成され、レイヤーが「事業所の位置」に出力されます。

バッファーは、ある地点から特定の距離範囲のエリアを作成する機能です。ここでは事業所から 10 km 圏内のバッファーを作成することで、10 km 圏外の従業員の自宅を抽出するのに使用します。

  1. 「固定距離 1」では分かりにくいため、レイヤー名を変更します。[データセット名の変更] をクリックして、「オフィスから 10 km」と変更します。

  2. 10 km 圏外の従業員を抽出するために、オフィスから 10 km と従業員のデータを重ね合わせます。[従業員居住地」の右上にある「従業員_新宿.Table」レイヤーを「事業所の位置」にドラッグして、[新しいレイヤーの追加] にドロップします。

データの追加は、データ ウィンドウからだけでなく、既にカードに追加されている異なるデータからも可能です。

  1. 「事業所の位置」を選択状態にします。マップ カード右下の [アクション] ボタンをクリックして、[空間フィルター] を選択します。

  2. 以下のようにパラメーターを設定して、[実行] をクリックします。

  • [フィルター処理するレイヤーの選択] : 従業員_新宿.Table
  • [フィルターの基準にするレイヤーの選択]: オフィスから 10 km
  • [フィルターのタイプの選択]: 含まない
  1. 処理が完了すると、自動的に「空間フィルター 1」という解析結果テーブルが追加されます。分かりやすいレイヤー名に変更するため、データセット ウィンドウ上で [データセット名の変更] をクリックして、「帰宅困難となる従業員」と変更します。

  2. 「事業所の位置」の右上の「オフィスから 10 km」をクリックして非表示にします。オフィスから 10 km 圏外に住む従業員のみが抽出されたのを確認してください。

  3. 「帰宅困難となる従業員」の [データセットのオプション] から [データ テーブルの表示] をクリックして、データ テーブル右下の「レコード総数」で帰宅困難となる従業員のリスト及び人数を確認します。

  4. 左上にある [保存] をクリックしてワークブックを保存します。