国土地理院の「公共測量図式」に準じた DM データを扱うためのツールです。[DM データのチェック] ツール、[DM → ジオデータベース] ツール、[シンボルを適用してマップに追加] ツールがあります。
DM ファイルの文字コードまたは座標区分のチェックを行います。
[DM → ジオデータベース] ツールで結合して変換する場合は、このツールで事前に文字コードまたは座標区分を確認します。
結果は、出力フォルダーに下記のファイル名で出力されます。
文字コード.txt
座標区分.txt
文字コード (JIS あるいは Shift-JIS) の判別が行えない場合、DM 形式のバージョンから推定します。
ひとつの DM ファイルの中に異なる座標区分 (2 次元あるいは 3 次元) が混在している場合は、3 次元と判定します。
[入力ファイル] にチェック対象の DM ファイルを指定します。
チェックを行う項目のチェックボックスをオンにします。
[文字コード] チェックボックスをオンにすると、文字コード (JIS あるいは Shift-JIS) の判別を行います。
[座標区分] チェックボックスをオンにすると、座標区分 (2 次元あるいは 3 次元) の判別を行います。
[出力フォルダー] に出力先フォルダーを指定します。
DM ファイルをジオデータベースに変換します。属性、グリッド、不整三角網の各要素は取り込みません。
本ツールでは縮尺 500、1000、2500、5000 の DM データをジオデータベースのフィーチャ データセットに変換します。縮尺 250 の DM データの変換については、現バージョンではベータ版として提供しています。
[入力ファイル] には、変換する DM ファイルを指定します。複数のファイルを設定できます。
入力ファイルを指定すると、初期値として [出力ジオデータベース]、[測地系]、[平面直角座標系の系番号]、[文字コード]、[出力データ名] が自動的に入力されます。変更する場合は、任意の値を指定します。
出力ジオデータベースを変更する場合は、エンタープライズ ジオデータベース、またはファイル ジオデータベースのいずれかを選択してください。ターゲット ジオデータベースはすでに存在している必要があります。
[測地系]、[平面直角座標系の系番号]、[文字コード] は、[入力ファイル] で一番上にリストされている DM ファイルの「測地成果識別コード」「図郭識別番号」「バーション」から推測された値です。
[出力データ名] は、[入力ファイル] で一番上にリストされている DM ファイルの「“dm” + 図郭識別番号」が入力されます。
[結合して出力] チェックボックスがオンの場合、複数図郭の同一フィーチャ データセットを結合して出力します。チェックボックスがオフの場合、各入力 DM ファイルを結合せずに個別フィーチャ データセットとして出力します。
[注記に縁取りを付加] チェックボックスがオンの場合、出力注記データに縁取りを付加します。
[DM → ジオデータベース] ツールで変換したデータにシンボルを適用してマップに追加します。
[入力フィーチャ データセット] に [DM → ジオデータベース] ツールで出力されたフィーチャ データセットを指定します。
[図形区分 99 にシンボルを適用] チェックボックスをオンにすると、入力 DM ファイルに図形区分 99 がある場合に出力レイヤーに 99 のシンボルが適用されます。チェックボックスをオフにすると、シンボルは適用されません。入力 DM ファイルに図形区分 99 がない場合は、チェックボックスをオンにしてもシンボルは適用されません。
縮尺 10000 の DM データを変換した際は、手動にて「公共測量標準図式」(国土地理院) のシンボルを適用してください。
縮尺 250 の DM データの対応については、現バージョンではベータ版として提供しています。