マップに可視化するためには位置情報が不可欠です。先の演習の最後に「従業員_新宿.Table」や「オフィス.Table」の [データ テーブル] を表示して、テーブル内に「住所」、「緯度経度」といった位置情報が格納されていることを確認しました。
今回は、従業員の居住地は「従業員_新宿.Table」の「緯度経度」フィールド、事業所の位置は「オフィス.Table」の「住所」フィールドを使用して可視化を行います。
「従業員_新宿.Table」の右横にある [データセットのオプション] → [位置の有効化] をクリックします。
以下のようにパラメーターを設定して、[実行] をクリックします。
処理が完了すると、自動的に「従業員_新宿.Table」に [座標] フィールドが追加されます。
座標または住所で位置を有効化した場合では、同じポイントのフィーチャはデフォルトで 1 つのフィーチャに集約されます。全てのポイント フィーチャを集約せずに維持するには、[位置の有効化] で [同じフィーチャの繰り返し] パラメーターをオンにする必要があります。
[座標] フィールドを選択し、右側のページにドラッグすると表示される [マップ] 領域でドロップすれば、従業員の居住地を示す [マップ カード] が作成されます。これで従業員の居住地を「緯度経度」を用いて、マップ上に可視化することができました。マップの識別を分かりやすくするために、左上の [カード 1 ] をクリックして、[従業員居住地] と変更します。
「オフィス.Table」の [データセットのオプション] → [位置の有効化] をクリックします。
以下のようにパラメーターを設定して、[実行] をクリックします。
ArcGIS World Geocoding Service を利用して位置を有効化する際には、クレジットを消費します。本演習では、0.12 クレジットを消費します。
処理が完了すると「オフィス.Table」に [住所] フィールドが追加されます。
[住所] フィールドを選択し、右側のページにドラッグすると表示される [マップ] 領域でドロップすると、事業所の位置を示す [カード 2] が作成されます。[カード 2] のテキスト上をクリックし、カード名を「事業所の位置」に変更します。これで事業所の位置を「住所」を用いて、マップ上に可視化することができました。
左上にある [保存]をクリックしてワークブックを保存します。