本演習にかかる時間はおよそ 30 分です。
BA Pro チュートリアル-商圏分析 プロジェクトパッケージが無い場合は、ダウンロードし、プロジェクトパッケージを開きます。
[演習3] マップを開きます。
[コンテンツ] ウィンドウおよびマップ上に「自社店舗」レイヤーがあらかじめ追加されていることを確認します。
Business Analyst データ ソース が最新のデータセットに設定されていることをご確認ください。
自社店舗ポイントを起点としたリング商圏を作成します。
[ジオプロセシング] ウィンドウが表示されます。
[ツールボックス] タブ → [Business Analyst ツール] → [商圏] → [リング商圏の生成 (Generate Trade Area Rings)] をクリックします。
[リング商圏の生成] ツールに、以下のように設定します。
パラメーター | 設定値 |
---|---|
入力フィーチャ | 自社店舗 |
出力フィーチャクラス | リング商圏_1_3km |
入力方法 | 値 |
距離 | 1 列目に「1」と入力し、[+他を追加] をクリックして 2 列目に「3」と入力 |
距離単位 | キロメートル |
ID フィールド | 店舗ID |
[実行] をクリックしてツールを実行します。
マップに、自社店舗を起点とした 1,3km のリング商圏が追加されます。
人口総数を表現する階級区分マップを作成し、店舗周辺の人口分布を把握します。
[Business Analyst ツール] → [解析] → [カラー コード レイヤー (Color Coded Layer)] ではなく、ビジネス解析から起動してください。下記操作はバージョン 3.3 以降で実行可能です。
データ ブラウザーが起動します。データ ブラウザーでは、人口や世帯などのカテゴリ別に格納された統計変数を検索・選択することができます。
[シンボル - カラー コード レイヤー] パネルが表示されます。
[区画] → [対象地域] 横の [v] ボタンをクリックして、[境界レイヤー] に [自社リング商圏_1_3km] レイヤーを選択します。
[スタイル] でクラスや配色、分類方法などを任意に設定します。
各設定項目の詳細はヘルプをご覧ください。
マップに、都道府県や市区町村などの区画が人口総数の数値に応じて色分けされたカラーコード レイヤーが追加されます。
ここまでの操作で、リング商圏とカラー コード レイヤーを作成しましたが、自社店舗やリング商圏がカラーコード レイヤーの下に配置されており、各レイヤーの位置関係が分かりにくい状態です。
以下のようなマップになるように、各レイヤーの描画順やシンボルを変更します。
[コンテンツ] ウィンドウで、[描画順にリスト] タブが選択されていることを確認します。
「カラー コード レイヤー」をドラッグ&ドロップで「リング商圏_1_3km」レイヤーの下に移動させ、以下の順番になるように調整します。
レイヤーの順番を入れ替えるときは、[描画順にリスト] タブが選択されている必要があります。
ここまでの操作で、上から自社店舗、リング商圏、カラーコード レイヤーの順にマップが描画されています。
リング商圏のシンボル設定を変更します。
[シンボル] ウィンドウが開きます。
[ポリゴン シンボルの書式設定] が開きます。
カラー コード レイヤーの透過度を調整し、背景地図が見えるようにします。
以上で、レイアウトの調整は完了です。
リング商圏内の統計情報を集計したレポートを出力します。
パラメーター | 設定値 |
---|---|
境界レイヤー | リング商圏_1_3km |
レポートの作成 | 年齢別人口・経年比較レポート (Classic) |
出力フォルダー | デフォルトのまま |
ツールの実行完了後に、出力されたサマリーレポートを確認します。
この演習では、自社店舗周辺の人口分布を直感的に把握できるマップと、商圏内の人口などの統計情報を集計したレポートを作成することができました。また、以下ツールの操作を学びました。