データセット

Business Analyst 用のオフライン データのセットアップ方法を説明します。

インストールに関してご不明点がある場合や、データセットをメディアで入手したい場合は、My Esri から お問い合わせください。

動作環境

データ仕様をご参照ください。

最新版データセットは最新版のソフトウェアに最適化されています。データセットの更新と併せて、ソフトウェアのバージョンアップをお勧めします。
なお、BA Pro 3.0 以降でジオコーディングを行う場合は 2023 年版データの利用が必要です。詳細は、クラシック ロケーターのサポートについてをご参照ください。

セットアップ

オフライン データセットは、ダウンロード形式で提供しております。後述の手順に沿ってデータセットをダウンロードし、設定を行ってください。

ステップ1:データセットの入手

BA Pro の新規購入時、もしくは BA Pro の保守有効期間中にデータセットの更新が行われた場合、「BA20xx年版データのダウンロードご案内」が送付されます。ドキュメントに記載された URL より、最新版データセットをダウンロード・解凍してください。

ダウンロードしたファイルを解凍する際には、必ず Windows 標準の解凍ツール (対象の zip ファイルを右クリック → [すべて展開] をクリック) などの UTF8 形式で解凍できる解凍ツールをご利用ください。Lhaplus などの一部アプリケーションでは UTF8 形式での解凍を行えないため、解析中にエラーが発生したり、正常な動作を行えないなどの原因となります。

また、ダウンロードされるファイル サイズは約 10GB です。 ダウンロードしたファイルを解凍するドライブには、約 17GB が必要です。 また、同じドライブにインストールする場合は追加で約 17GB の空き容量が必要です。

ステップ2:データセットの設定

BA Pro でデータセットを利用するための設定を行います。BA Pro 3.0 以降および 2023 年版データ以降では、データセット接続機能を利用して、インストールすることなく利用できます。

データセット接続機能の利用

  1. 解凍したデータセットを任意の場所に保存します。
  2. ArcGIS Pro を起動します。
  3. 接続可能データセットへの接続 の手順に沿って 2023 年版データへの接続を行います。

日本のオフライン データセットはデータ ライセンスを付与せずに利用できます。データセット接続に利用する dataset_description.xml は以下のフォルダーに保存されています。
<解凍先>\WinRoot\ArcGIS\Business Analyst\JPN_EsriJapan_2023

インストールの実行

データセット接続機能を利用する場合は、インストールを行う必要はありません。ステップ3 にお進みください。

※ 本データセットをインストールした場合、BA Pro に加えて ArcMap 版 ArcGIS Business Analyst Desktop でも本データセットを利用できます。なお、BA Pro で使用できる機能は、データセット接続機能を利用した場合と同じです。

  1. ArcGIS Business Analyst 20xx 年版データ インストール パッケージのフォルダー直下に格納されている [setup.exe] を実行します。
  2. インストール ダイアログが起動したら、[次へ] をクリックします。
  3. 「ESRIジャパン データ コンテンツ使用規定」の内容に同意された上で、[使用許諾契約の条項に同意します] にチェックを入れて、[次へ] をクリックします。
  4. [完全] を選択し、[次へ] をクリックして次へ進みます。

[カスタム] を選択すると、インストール先のフォルダー変更が可能です。デフォルトのインストール先は「C:\ArcGIS\Business Analyst\JPN_EsriJapan_20xx」です。また、標準搭載データの一部について、インストールの可否を選択することができます。

  1. [インストール] をクリックして、インストールを開始します。

インストールが開始されるまでに時間がかかることがあります。また、約 10GB 以上のデータをコピーするため、インストールに長時間 (数十分程度) 要する場合がございます。

  1. インストール完了のウィンドウが表示されたら、[完了] をクリックしてウィンドウを閉じます。

以上で、データセットのインストールは完了です。

インストールが完了すると、Windows のスタート メニュー → [ArcGIS] フォルダー内にショートカット「Business Analyst 20xx (オンライン地形図・ArcMap版)」が作成されます。ArcMap 版 BA Desktop をご利用されるユーザー様は、こちらのショートカットから ArcMap 版 BA Desktop を起動いただけます。

ステップ3:データソースの設定

データセットの設定が完了したら、ArcGIS Pro を起動し、Business Analyst の機能である集計やレポートで使用する人口統計データのソースを選択します。設定後に任意に変更することも可能です。

プロジェクト単位で使用するデータ ソースを設定する方法

  1. ArcGIS Pro を起動します。
  2. 任意のプロジェクトを開きます。作成済みのプロジェクトが無い場合、新規で作成します。
  3. [解析] タブを開き、[ワークフロー] グループの [ビジネス解析] ボタンをクリック → [データ ソースの変更] をクリックします。
  4. [Business Analyst データ ソース] ダイアログが開いたら、[コンピューター] をクリックし、利用したいデータを選択します。
  5. [OK] をクリックしてダイアログを閉じます。
  6. プロジェクトを上書き保存します。

国内外のオンライン データを利用したい場合は、[ポータル] 内の地域別フォルダーの中から、解析したい国を選択します。

個別のツール単位で使用するデータ ソースを設定する方法

Business Analyst の全機能に対して設定されているデータ ソースを変更せずに、実行するツールに対してのみデータソースの変更を適用することができます。

  1. [解析] タブを開き、[ワークフロー] グループの [ツール] ボタンをクリックして [ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
  2. [ツールボックス] タブを開き、[Business Analyst ツール] を展開し、任意のツールを開きます。
  3. [環境] タブを開き、[Business Analyst] の [参照] ボタンをクリックし、[Business Analyst データ ソース] ダイアログを開きます。
  4. [コンピューター] をクリックし、利用したいデータを選択して、[OK] をクリックします。

一部、データ ソースを選択できないツールもあります。

以上で、BA Pro を利用するための準備が整いました。 オプションの設定として、オフライン利用可能な背景地図を利用する ことも可能です。

アンインストール

データセットをインストールした場合、以下の手順でアンインストールします。データセット接続機能を用いた場合は、アンインストールの必要はございません。

  1. [コントール パネル] を開き、[プログラムと機能] を開きます。
  2. プログラムの一覧から [ArcGIS Business Analyst -20xx 年版データ] を右クリックし、[アンインストール] を選択します。