本演習にかかる時間はおよそ 30 分です。
カスタム変数の作成ツールには、前演習で学んだ、データ ソースに元々存在するフィールドを利用する機能に加え、これらのフィールドを使用して、カスタムの計算式を作成する機能も搭載されています。
本演習では、既存の BA 用データを使用して、独自のカスタム計算式を設定してカスタム変数を作成する方法を学びます。
事前準備が完了していない場合は、演習に入る前にこちらの操作を行ってください。
後述の手順内で表記されている「20xx」は、利用しているデータの年度に読み替えてください。
まず、既存の BA データに搭載されている町丁・字等ポリゴンを使用して、統計データ コレクションを作成します。
C:\ArcGIS\Business Analyst\JPN_Esrijapan_20xx\Data\Demographic Data\jpn_esrijapan_20xx.gdb\Blocks_blk
[SDCX の編集] ダイアログが開きます。
カスタム計算式を設定します。今回は、既存の BA 用データには無い「20~40 代人口」変数を作成します。
これにより、すべてのフィールドが未選択の状態になりました。次に、計算に利用するフィールドのみを選択します。
ダイアログ右上の検索ボックスに、フィールド名もしくはエイリアスを入力することで、変数を検索できます。
[フィールド] 内のフィールド名をダブルクリックすると、式に追加することができます。
フィールド名 | エイリアス | カテゴリ | 年代 | 精度 | フィールド形式 | サマリー タイプ | 加重 | 割り当て方法 | 種類 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
D_POP_20_29 | 2015 人口 20歳代 | 既定 | 0 | Count | 合計 | なし | 2015 人口 総数 (EJ) | Double | |
D_POP_30_39 | 2015 人口 30歳代 | 既定 | 0 | Count | 合計 | なし | 2015 人口 総数 (EJ) | Double | |
D_POP_40_49 | 2015 人口 40歳代 | 既定 | 0 | Count | 合計 | なし | 2015 人口 総数 (EJ) | Double | |
D_POP_20_49 | 2015 人口 20~40歳代 | 既定 | 0 | Count | スクリプト | なし | なし | Double |
日本全国のレイヤーに対してインデックスを構築するため、時間がかかる可能性があります。
最後に、作成した統計データ コレクションの名前を変更します。
作成した統計データ コレクションには、デフォルトでデータ ソースとして選択したフィーチャクラスの名前が付けられます。
この演習では、既存の BA 用データを使用して統計データ コレクションを作成しました。さらに、カスタムの計算式を設定することで、既存のデータには無いカスタム変数を作成しました。
また、以下のツールの操作を学びました。